海釣り攻略ガイド ショアからのメタルジグで大物を釣ろう! 【ライトショアジギング編】

海釣り攻略ガイド ショアからのメタルジグで大物を釣ろう! 【ライトショアジギング編】

 ライトショアジギングとは

メタルジグと呼ばれる鉄の塊で作られたルアーでフィッシュイーターと呼ばれる魚種を狙う釣法です。

ライトショアジギングのショアとは【陸】という意味で船などからジグを使う釣法はライトジギングとなります。

また使うジグの重さでライトショアジギングなのかショアジギングなのか呼び方が変わります。

ライトジギングの場合は1g~60gほど。

ジギングの場合は60g以上で呼び分けるのが一般的です。

 

もっと効率重視なジグサビキの攻略記事もオススメ→ジグサビキ攻略記事

 

 

 対象魚とそのシーズン

小型~中型の青物(中型の青物はおおよそ5月~8月、10月~12月)

根魚(通年狙えますが冬が美味)

ヒラメ(通年狙えますが冬が美味、夏と秋は数が、冬と春は大型が狙えます)

シーバス(通年狙えますが春~秋が釣りやすいです)

 

ほかにもたくさんの魚が対象魚となりますが書ききれないので別の記事で紹介します。

 

魚種別の生態など詳しくは下記リンクで解説しています↓

アジ編

サバ編

ブリ編

タチウオ編

シーバス編

サワラ編

 

 

 ライトショアジギングに必要なもの

 

 

①ロッド

 

軽めのジグ(10g~30g)を投げるだけならシーバスロッドエギングロッドなどで代用することも可能なのでどんな釣りなのかとりあえずやってみたい方は手持ちのロッドと相談してみてください。

30g以上のジグを投げたい方はできれば専用の竿を用意しましょう。ロッドの選び方は↓

 

ロッドの長さは9f~10fが扱いやすいのでオススメです。

 

ロッドの硬さはメーカーにより多少異なりますが。

UL 柔らかい

L

ML

M

MH

H 硬い

といった表記になってます。

硬めのロッドが扱いやすいと思うので初心者の方はM以上の硬いロッドを購入しましょう。

 

扱えるジグの重さはロッドにより異なるので自分が投げたいジグの重さで決めてください。

※30gのジグをフルキャストしたいなら40gのジグに対応してるロッドを選ぶなどの工夫が必要です。

 

最後に重要なのがロッドの重さです。

ひたすら投げては巻くを繰り返す釣りなのでできるだけ軽いロッドを選びましょう。

ただし値段に比例して軽くなるのがこの世界なのでご自身と相談してください。

こちらでオススメのロッドを紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ライトショアジギング用ロッド】 初めての1本に最適なロッドを紹介 5選

 

 

②リール

 

ライトショアジギングで使用するリールはジグの重さによって使い分けたほうがいいです。

 

30g程度のジグを扱う場合はダイワ2500~3000.シマノ3000~3500

60g程度までの仕様を考えてる方はダイワ3000~3500.シマノ3500~4000

あたりの番手がオススメです。

 

ライトショアジギングではリールにかかる負荷が大きいのでできるだけ剛性の高いリールを選びましょう。

糸巻量はできるだけ多く確保したいので薄溝スプールを選ばないように注意しましょう。

ラインを巻き続ける釣りなので筆者はハイギヤ品を推奨します。

オススメのリールはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ライトショアジギング用リール】 コスト重視orパフォーマンス重視 5選

少し小型のオススメリールはこちらの記事で紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ダイワ2500/シマノ3000ハイギヤリール】 ライトショアジギング/ワインドに最適なハイギヤリールを紹介 5選

 

 

③ライン

 

こちらもジグの重さやリールの大きさで使い分けましょう。

 

30g程度のジグならPEライン0.8号~1.5号を200mほど。

60g程度のジグならPEライン1.2号~2号を200mほど。

オススメのPEラインはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ソルト用PEライン】 どんな釣りでも活躍する強度の高いPEラインを紹介 5選

 

 

④リーダー

 

仕様するジグの重さや対象魚の大きさなので使い分けます。

 

30g程度なら3.0号~4.0号

60g程度なら5.0号~6.0号

 

オススメのリーダーはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【海釣り用ハリス】 コスト重視orパフォーマンス重視 5選

 

⑤クイックスナップ

 

ルアー交換の手間が省けるので用意したほうがいいです。

 

 

⑥メタルジグ

 

メタルジグを選ぶときに重要なのはカラー・形状・重さです。

 

まずは使用したいジグの重さを決めましょう。

初めての方は20g~40gが扱いやすいのでオススメです。

 

次はどんな形状がいいのか選びましょう。

フォールに特化したジグやただ巻きで釣れるジグなど様々な商品がありますが釣りに慣れるまではみんなが使ってるジグや自分の感覚で選んでも大丈夫です。

場所や季節によって釣れるジグは変化するのでいろいろな形状のジグを用意するのが一番いいです。

慣れてきたらどんなので釣れるのか研究してみてください。

 

最後にカラーの選び方。

金色系

銀色系

青系

ピンク系

ナチュラル系(イワシカラーなど)

 

とりあえず揃えたいのは上記の5種類のカラーです。

「そんなに予算がない…」という方でもピンク系とナチュラル系の2色だけは必ず揃えましょう。

実際ピンクとナチュラルがよく釣れる気がします。(筆者の個人的な意見です)

オススメのメタルジグはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ライトショアジギング用メタルジグ】 誰でも釣れる初心者向けのメタルジグを紹介 10選

もっと小さい小型のメタルジグはこちらの記事で紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【アジング用メタルジグ】 アジ以外も良く釣れるオススメの小型メタルジグを紹介 5選

 

その他あると便利な小物

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 ライトショアジギングのアクション

 

「道具の準備も終わったし始めてみよう!」と言ってもただ投げて巻くだけでは釣れないことが多いです。

季節や時間、場所によってアクションを変えていけば効率よく魚を釣ることができます。

ここではライトショアジギングをするときに覚えておきたいアクションを3つ紹介します。

 

まずは基本的な動きの【ただ巻き】

ロッドを動かさずただ巻くだけの簡単な動作。

巻くときの速さを調整するだけで魚の捕食スイッチを入れることもできます。

 

乱反射で魚にアピールする【フォール】

海中でジグの動きを止めるとひらひらと舞い落ちるような動きになります。

フォールにも種類がありテンションフォールと呼ばれるラインを張ったままジグをフォールさせるアクション。

フリーフォールと呼ばれるラインに余裕を持たせてジグを真下に落とすイメージのフォール。

それぞれメリット、デメリットがありますが初心者の方は当たりの取りやすいテンションフォールで問題ないです。

慣れてきたらいろいろなフォールにチャレンジしてみてください。

 

ジギングの基本的な動きである【ワンピッチ.ワンジャーク】

最も使用頻度が高く釣れる確率の高いアクションだと筆者は思います。

アクションとしてはジグが海中で上下しながら近づいてくるイメージです。

ロッドを立てジグを海面方向にジグを跳ね上げたらロッドを寝かせて余分なラインを巻き取ります(ハンドル1回転分ほどが目安)

これをテンポ良く行うことで釣果に繋がると思います(1秒に1回程度行うのが基本的な動きです)

魚によっては早く巻かないとアタックしてこないこともありますのでその時その場で調整しましょう。

 

これだけ覚えておけば逃げる魚や弱った魚などいろいろな魚を演出できます。

3種類のアクションを使い分けたり組み合わせたりすれば初心者の方でも釣果を上げることができるようになると思うので是非覚えてください。

 

 

 ライトショアジギングのコツ

 

回遊魚を狙う場合

まず狙って見たくなるのはブリやヒラマサなどの回遊魚と呼ばれる魚達ですよね。

しかし回遊魚と書くだけあり群れが回ってこないと絶対に釣れないのがこの魚達です。

群れが回って来る条件はいろいろありますが大事なのは潮通しが良くベイト(エサとなる小魚の群れ)が群れている場所です。

この2つの条件さえ満たしていればいつかは回ってきます。

ではそれはいつ回って来るのか?

こればっかりは運としか言えないです…

しかし事前にある程度の情報があれば予想は立てれます。

近くの釣具屋で聞ければそれが一番信頼できる情報です。

それができなくても今はインターネットで情報を集めることができるのでそちらで探してみてもいいかもしれないです。

回遊魚達もすぐに他の場所に移動することはありません。

一度ベイトの群れを発見すれば明日も明後日もその場所に食べに来ることが多いです。

ですので釣れてる情報がある場所に向かえば高確率で回遊魚は回っきます。

 

また海面で捕食をしてるような場合はすぐにその場にジグを打ち込みましょう。

いわゆる【ナブラ打ち】と呼ばれる海面が騒がしい場所に直接ジグを投げる方法です。

しかしナブラができることは稀なので回ってきてる情報があれば積極的に投げるのが効率いいです。

 

根魚を狙う場合

通年狙うことができるのでこちらも人気のターゲットですね。

根魚を狙う場合は回遊魚に比べれば本当に簡単です。

根魚が隠れられるような岩場があればどんな場所でも釣ることができます。

根魚を狙う場合のアクションは海底付近でただ巻き、もしくはフォールが効果的です。

動き回ってエサを探す魚ではないのでテンポよくいろいろな場所を探っていくのがいいでしょう。

ただし海底や障害物の近くに潜んでいることが多い魚なので根掛かりに注意しないと結構な数のジグをなくすことになります…

 

 

 ライトショアジギングで覚えておきたいこと

 

小物類の準備もしましょう。

タモ・ギャフ・ペンチ・フィッシュグリップ・グローブ・クーラーボックス・ナイフ・タオル・ライフジャケット・袋など必要そうなものは事前にしっかりと用意しましょう。

 

ノット(結び方)を覚えましょう。

ラインとリーダーはFGノット

リーダーとルアー(またはスナップ)はダブルクリンチノット

この2種類のノットを覚えればライトショアジギングは大丈夫です。

※FGノットが難しい方はトリプルエイトノットでも大丈夫です。(強度は多少落ちると思います)

 

フックの交換をしましょう。

ターゲットによって異なりますが上下のフックはシングルフックに交換することをオススメします。

下のフックはなくても構わないのですがボトム(海底)を狙わないのであればどちらでもいいです。外せば根掛かり対策になり回収率が上がります。

また捕食が下手な魚(タチウオ・ヒラメ)などを狙う場合は下のフックはトルプルフックがいいと思います。

付け替えるのが面倒な方はジグを数本用意して別々のフックにすれば効率がいいです。

 

釣りを楽しむためにも装備はしっかりと整えてから現地に入りましょう。