バス釣り攻略ガイド ★ゲームフィッシングの元祖★ ブラックバスの釣り方や仕掛けなどその全てを徹底解説! 【バス釣り編】

バス釣り攻略ガイド ★ゲームフィッシングの元祖★ ブラックバスの釣り方や仕掛けなどその全てを徹底解説! 【バス釣り編】

 バス釣りとは

 

バス釣りを始める前にまずは簡単にブラックバスの歴史から。そもそもブラックバスとは1925年に食用としてアメリカから芦ノ湖オオクチバスを放流したことから始まります、この辺は解説すると長くなりそうなので省略しますが現在では日本全国の川や湖といった場所のほとんどに分布し、その魚食性の強さから在来種への影響が危惧され特定外来種として駆除対象となっています(一部場所を除く)。

そんなブラックバスですが釣魚としての人気は絶大でロッド/リールは勿論、ルアー/ラインなどもバス釣り専用の製品がラインナップされるほど。しかし近年ではその人気も下火になりつつありバス釣り人口は年々減少中、原因として考えられるのは個体数の減少とそれに伴ったバスへのプレッシャー上昇が一因しているのかと筆者は思います。

ですが「釣れないバスを如何に釣るのか」これを考えるのがバス釣りの一番面白いところです、「この時間帯のこの季節ならこのルアーで」など状況に応じて臨機応変に対応できる柔軟な考え方チャレンジ精神を忘れずに皆様も挑戦されてみてはいかがでしょうか。

 

 

 対象魚と釣りシーズン

 

日本で主に釣れるブラックバスは一般的に2種類+希少な1種類。

大きな口が特徴のノーザン・ラージマウスバス(別名オオクチバス

ノーザン・ラージマウスより生息域が少なく小さな口が特徴のスモールマウスバス(別名コクチバス

極一部の場所にのみ生息する日本最大サイズのフロリダ・ラージマウスバスフロリダバス

 

ブラックバスについてもっと知りたい方はこちら→魚種別攻略ガイド 【ブラックバス編】

 

釣りやすい時期/釣りにくい時期はありますがバスフィッシングは通年楽しむことができます、季節に合わせた攻略法で釣れない時期も楽しみましょう。

 

 

 リールの種類と選び方

 

バス釣りを始めるにあたりまずはベイトリール or スピニングリールそれぞれの特徴を踏まえどちらのリールで始めるのかを選択しましょう(下記参照)。ベイトリールをスピニングロッドに使ったりスピニングリールをベイトロッドに使ったりの流用はできないので慎重に選んでください。

 

ベイトリール

メリット…直接巻き取る構造は同程度のスピニングと比べるとパワーが桁違い。リールを片手で操作することにより素早い手返しが可能

 

デメリット…スプールの回転を指で調節(サミング)しないとバックラッシュしてしまう。軽いルアーは苦手。スピニングと比べると飛距離で劣る。使いこなすには慣れと練習が必要。バックラッシュ防止機能や軽いルアーにも対応したベイトリールなどありますが高価なものが多いので初心者の方には総じて敷居が高い。

 

 

スピニングリール

 

メリット…とにかく扱いやすい汎用性バツグントラブルレスルアーウェイトを選ばない。安価なリールから高価なリールまで幅広いラインナップ

デメリット…投げる度にベールを起こす作業が必要で手返しが悪い。構造上どうしてもパワーで劣ってしまう

 

とこんな感じ。バス釣りだけを楽しむなら圧倒的にベイトタックルがオススメですが諸々考えると「スピニングタックル→ベイトタックル」と慣れたら替えていくのが初心者の方には理想的かと思います。

 

 

 タックル解説

 

ベイトタックル/スピニングタックルどちらで始めるかを決めたら次は仕掛けの全体図を見ていきましょう。

※筆者はバス釣りでのスナップ使用を推奨(プラグでもリグでも)、理由は諸々ありますがルアーチェンジの手間が省けるので否定的な理由がなければ使うことオススメします。面倒でなければクリンチorユニノットでルアーに直結がベスト。

※スナップを使うとゴミがよく絡まりますがその場合は直結して対応しましょう。

 

 

 準備するもの

 

ロッド

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リール

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ライン

 

バス釣りで使うラインはナイロンラインフロロカーボンラインPEラインのいずれか。

ざっくりと書きますがナイロンは安価で扱いやすい、フロロは根ズレに強く感度バツグン、PEはフロロ以上の感度と強度/飛距離などありますが根ズレにかなり弱くトラブルも起きやすいです。

どのラインを使うかは各自の判断にお任せしますがライトウェイトルアー(5~10g程度)を使う予定ならナイロン/フロロ6lb(1.5号)/PE0.4号程度、ミディアムウェイトルアー(15~20g)ならナイロン/フロロ12lb(3号)/PE1号程度がオススメです。

ナイロンラインのオススメはこちら→初心者の方におすすめ!! 【道糸用ナイロンライン】 コスパ重視のナイロンラインを紹介 5選

フィネス用PEラインのオススメはこちら→初心者の方におすすめ!! 【渓流用フィネス対応PEライン】 スピニングでもベイトでも使える渓流フィネスに最適なPEラインを紹介 5選

 

リーダー

他の釣法と同じくリーダーにはフロロカーボンラインを使います。

太さの目安はナイロンがメインラインなら同程度少しだけ強度を落としたもの、PEがメインラインなら「メインライン号数×3~4」程度のリーダーを使いましょう。長さは1m~1.5m程度あれば十分です。

メインラインにフロロを使う場合はリーダーなしでもOK、またスナップを使わない方はルアー交換の度に短くなるので少しだけ長くとると便利です。

 

スナップ

使うルアーの大きさにもよりますが小型のスナップである程度は対応できます。

 

 

 

ルアー

プラグ/ワームなどバス釣りで使うルアーは様々です、こちらの記事だけで書いてしまうと読む気が失せるほど記事が長くなってしまうので次項に簡単な解説別記事で詳しく解説+オススメルアーの紹介を行います。

 

その他あると便利なもの

初心者の方におすすめ!! 【フィッシュグリップ/プライヤー/ナイフ】 魚を釣った後に必要な小物を5つ紹介

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 バス用ルアーの基本

 

バス用ルアーはかなり大きく分けるとプラグ系(ハードルアー)とワーム系(ソフトワーム)の2種類に分けられます。プラグ系は本体が樹脂で作られており硬いのが特徴、ワーム系は合成樹脂を主な素材とし非常に柔らかいのが特徴です。(詳しい種類と特徴は次項)

どちらもメリット/デメリットがあり一長一短、またプラグ系だけでも細かく分類すれば20種類以上になりその全てをカラー別/ウェイト別に揃えるのは予算的にかなり厳しいかと思います。(ワームも同様)

それなら「実績の高いルアーだけを厳選すればいいのか」と聞かれるとそれもまた間違い…

バスに限ったことではないですが皆様が調べて出てきた情報は世界中の人が閲覧できます、また長くなりそうなので簡潔に書きますが同じルアーを見続ければバスは必ず不審に思い警戒します、時には人と違ったルアーでないと釣れない場面もあるので予算の許す限り様々なタイプのルアーを用意するのがベストです。

 

 

 バス用ルアーの種類

 

上記でも解説した通りバス用と銘打ったルアーの種類は多岐にわたります、全てを解説するのは骨が折れるのでこちらでは一般的によく使われるバス用ルアーをおおよそのレンジ別に記載します、もし気になったルアーがあれば後日追加予定の記事にて使い方などを解説していますので今しばらくお待ちください。

 

表層特化

ポッパー/ペンシル/ノイジー/フロッグ/クランク/スウィッシャー

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【ポッパー】 表層攻略に欠かせないトップ系ルアー「ポッパー」のオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【ペンシルベイト】 表層攻略の頼れる相棒「ペンシルベイト」のオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【ノイジー】 使って楽しいトップルアー「ノイジー」のオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【フロッグ】 ハス攻略の頼れる相棒フロッグのオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【フローティングミノー】 小魚を模した表層狙いの定番!ミノーのオススメと使い方を合わせて紹介 5選

 

表層~ボトム

ミノー/シャッド/ラバージグ/バイブレーション/スピナーベイト

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【サスペンド/シンキングミノー】 サスペンド/シンキングミノーのオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【クランクベイト】 力強いアクションが特徴的なクランクのオススメと使い方を合わせて紹介 5選

初心者の方におすすめ!! ★ブラックバス★【ラバージグ】 すべてに対応するオールラウンダー「ラバージグ」のオススメと使い方を合わせて紹介 5選

 

ボトム特化

メタルバイブ

 

※ワームは活虫などフローティング系の一部を除けば全てのレンジに対応するのでこちらでの解説は省略させて頂きました。

 

 

 ルアーカラーの選び方

 

おそらく多くの方が悩むであろうカラーセレクト、完全に筆者の持論ではありますがバス釣りで持っておきたいカラーはナチュラル系/チャート系/ダーク系/ラメ系の4色、そしてカラー選びの指標にしたいのがその日の光量濁り、あとはバスの活性を見ながらでも調整しその時に最適なカラーを見つけ出しましょう。

光の量が強ければシルバー色など反射系のアピール力が高くなり、濁りが強ければ見えやすいチャート系のアピール力が高くなります。またバスの活性次第ではハイアピール系に喰うのか、ローアピール系に喰うのか、これも現地で投げてみないと分からないので1色だけではなく最低でも上記の4色余裕があれば6色ほど用意しておくと対応の幅が広がり釣果にも繋がってくれると思います。

 

 

 ポイント別オススメルアー

 

釣りにおいて最も重要なこと、それは魚がどこにいて何を食べるのか。

バスが釣りやすいポイントは杭/桟橋/木などの障害物付近、水生植物が密集したウィードと呼ばれる場所、流れ込み/掛け上がりなどの地形が変わる場所などなど様々にあり、それらのポイントに適したルアーを見極めれば釣果に繋がりトラブルも回避、と覚えておくだけで確実なステップアップになります。

別記事にて詳しく解説していきますが特に筆者の実績が高いポイントは流れ込み/オーバーハング/掛け上がりの3つ。そして使うルアーは流れ込み=ミノー、オーバーハング=ラバージグ、掛け上がり=ボトムワームがオススメです。もしバスの居場所が特定できない状況ならスピナーベイトなどの巻き物ルアーで探りまずは様子を伺いましょう。

とはいえ「投げた回数=釣れる確率」の方程式は他の釣法と同じく間違いないのでまずは小難しいことを考えずにとにかく投げてみるのもいいのかと思います。

 

 

 基本的なルアーアクション

 

多種多様なルアーがあるようそれに伴い使うアクションも様々です。

こちらもまた詳しくは別記事にて解説しますが前項でオススメしたミノー/ラバージグ/ボトムワームに使うアクションを見ていきましょう。

 

ミノー

ルアーといえばこちらを連想するくらいオーソドックスな小魚を模したルアー

同じミノーでもフローティング/サスペンド/シンキングとありますが使うアクションはいずれも3つです、竿を動かさず巻くスピードでアクションする「ただ巻き」、竿先でルアーを弾くようなイメージで左右にダートさせる「トゥイッチ」、トゥイッチよりさらに激しくダートさせる「ジャーク」の3つ。

ミノーはバスが小魚を好んで捕食する場面に強く小魚の動きを意識することが大事、時折食わせの間(1秒程度)を入れると途端に釣れたりもするので是非とも覚えておきましょう。

 

ラバージグ

表層からボトムまで幅広く対応するバス釣りではお馴染みのルアー。

ラバージグで使うアクションは小刻みに竿先を震わせながら巻く「シェイク」、ロッドを素早く立てジグがジャンプするようなイメージで行う「リフト&フォール」の2つ。

トレーラーと合わせることでアピール力の調整も可能なラバージグ、上記2つのアクションとトレーラーでラバージグ縛りなども面白いですよ(それくらい万能です)。

 

ボトムワーム

ラバージグと同じくワームも表層からボトムまで幅広く対応します、今回はボトムに絞ったアクションを記載しますが同じように表層/中層でも問題なく使えます。

ボトムで使うワームアクションはボトムを意識して巻くだけの「ただ巻き/ズル引き」、フォールで喰わせる「リフト&フォール」、とにかくゆっくりと巻きながら竿先を小刻みに震わせ同じ場所に留まるイメージで行う「シェイク」の3つ。

ワームだけはこちらで書ききれるほど単純なものではないですがとりあえずこれら3つのアクションを覚えておけばボトムだけなら問題なく釣れます。

 

 

 季節に応じた釣り方

 

春のバス釣りはこちら→3月~5月の春バス攻略ガイド【ルアー/ポイントの解説付き】

夏のバス釣りはこちら→6月~8月の夏バス攻略ガイド【ルアー/ポイントの解説付き】

秋のバス釣りはこちら→9月~11月の秋バス攻略ガイド【ルアー/ポイントの解説付き】

冬のバス釣りはこちら→12月~2月の冬バス攻略ガイド【ルアー/ポイントの解説付き】

 

 

 バス釣りのコツ

 

「バスが釣れないときはどうすればいいのか」単純な疑問ですが難しい問題です。

こちらではバスが釣れないときに思い出してほしいそんな簡単な5つのコツをバス釣りの基本的な知識を交えて解説していきます。

 

1…バスの居場所を考える。

当然魚がいなければ絶対に釣れないものです、「その場所にバスがいるのか」また「どこに潜んでいるのか」魚も人と同じく暑ければ涼しい場所へ、寒ければ水温の安定した場所へと快適を求めて動きます、バスが何を思ってどこに向かうのかをしっかりと考えてバスの居場所を特定しましょう。

 

2…ルアーを見直す。

その時期のバスのベイト(エサ)、バスの大きさを考えてルアーの形状/大きさを見直しましょう。

 

3…アクションを見直す。

活性の低いバスに動きの激しいアクションでは中々喰わず、逆もまたしかり。また虫系ワームなのに高速で泳いでいたらバスも不信に思います。そのルアーが何を模したものなのか、その生物はどんな動きをしているのか、考えることは山ほどありますがとにかく自然な動きを演出しバスを魅了しましょう。

 

4…合わせは一呼吸ほど待ってから。

即合わせだと掛からないバスもルアーを少し送るだけで飛躍的にフッキングする確率が上がります、特に初めての方は少し戸惑うと思いますが慌てずに一呼吸ほどおいてからしっかりと合わせを入れましょう。

 

5…経験を積む。

同じ場所に通っているとバスの行動が手に取るように分かります、初めの1匹には苦労しますがとにかく通って経験を積みましょう。