魚種別攻略ガイド 【サバ編】 魚種に合わせた最適な仕掛けと釣り方/特性から行動パターンまでその魚種の全てを徹底解説!!

魚種別攻略ガイド 【サバ編】 魚種に合わせた最適な仕掛けと釣り方/特性から行動パターンまでその魚種の全てを徹底解説!!

 サバの生態&生息域

サバとはスズキ目サバ科サバ属のマサバとゴマサバを総称してサバと呼ぶことがほとんどです。

全長はどちらも大きいもので50cm程度、一般的によく釣れるのは30cm~40cm程度です。食性もほとんど同じでプランクトンや小魚などを好んで捕食します。

産卵期は少し異なっておりマサバはおおよそ2月~8月ゴマサバは1月~5月頃となります。

生息域も多少異なり基本的にはマサバが全国ゴマサバが東シナ海(同程度の温暖な海域)から東京湾程度となっています。

マサバとゴマサバの見分け方は腹部の斑点で見分けることができます。(下記画像参照)

どちらのサバも回遊魚で春に北上秋に南下を行います。群れに当たれば爆釣できますがショアからだとなかなか見る機会も少なく狙って群れを探すことはほぼ不可能かと思います。居付きもあまりおらずサバを狙うなら船からの釣りが前提になります。

ですが少なからず接岸するこもありますのでもし群れを見つけたらメタルジグなどで爆釣してみてください。

※アニサキスなど寄生虫の多い魚になりますので釣り上げたらすぐに血と内臓を処理したほうがいいです。

腹部の斑点がないマサバ↓

腹部の斑点が特徴のゴマサバ↓

 

 

 サバの特性&食性

 

サバの食性はどちらも肉食性で釣りで狙う場合はオキアミ/アミエビなどのプランクトンを使い狙いましょう。他にも小魚をエサにしても釣れますがエビのほうが食いがいいです。

基本的には表層を回遊しており群れを発見するのは簡単ですがショアからだと運任せの釣りになります、もしサバを狙って釣りに向かわれる場合は釣れないことも想定して他の釣りの道具も準備しておきましょう。

またルアーで釣ることも可能なので湾内の群れにはエサ、沖合の群れにはメタルジグなどを使い柔軟に対応しましょう。(後述しますがサバをルアーで狙うならジグサビキがオススメ

 

 

 サバ釣りに最適な釣法&仕掛け

 

初心者の方にオススメな釣法はサビキ系と船釣りです。

小型のサバなら湾内にも回って来ることが多くエサを使ったサビキはやはり強いです。アミエビ/オキアミなどを使ったサビキ/投げサビキ/トリックサビキなどがオススメです。

サバのサイズや海の状況によりどのサビキがいいのかは異なりますが始めての方は普通のサビキが無難です。

攻略記事はこちら→サビキ釣り攻略記事

攻略記事はこちら→投げサビキ攻略記事

攻略記事はこちら→トリックサビキ攻略記事

 

中級者以上の方にオススメな釣法はメタルジグを使ったジグサビキです。

仕掛けも単純でスキンのほうに食ってくることが多いのでメタルジグ単品よりもジグサビキを付けて投げたほうが釣れる確率は高くなります。

また沖のほうに群れを見つけたらメタルジグの独占状態になりますのでとりあえず常備しておきましょう。

攻略記事はこちら→工事中…

 

他にも様々なターゲットを釣ることが可能なカゴ釣りもオススメな釣法です。

サバ特化ではなく青物全般/タイなどを釣るための釣法ですがサバも普通に釣れたりするのでいろいろ狙ってみたい方はカゴ釣りも検討してみてください。

攻略記事はこちら→カゴ釣り攻略記事

 

※エサに反応したサバはジグに全く興味を示さなくなりますので周囲を見渡しながらどちらがいいのか選択しましょう。

 

 

 サバ釣りで狙うポイント&コツ

 

エサを使った釣りならコマセを効かせることが大事です。

海釣り公園などの人の多い場所なら既にコマセが効いてるので初心者の方は海釣り公園がオススメ。また漁港や堤防などでも楽しめますがその場所でサバが釣れているのかどうかも調べてから向かいましょう。

回遊魚であるサバはその場にはあまり留まらず居付きも少ないのでショアから専門で狙う魚ではないですが運が良ければ群れが回ってきたり、たまたま居付いた個体も少なからず存在すると思いますのでそれを狙ってみるのも面白いです。

 

サビキでは他の魚種も多く釣れてしまうので釣りに少し慣れた方はジグサビキを試してみてください。

スキンの色は安定のピンク系がオススメ、ジグは20g程度がよく釣れます。

ジグサビキのコツは一定のポイントに留まらずランガンを繰り返すことが釣果を上げるコツです。群れを発見できれば爆釣できますがやはり運任せなので他の魚も狙いつつ効率を重視したジグサビキが中級者の方にはオススメです。

回遊系は海釣り公園がよく釣れます↓

 

 

 サバの美味しい食べ方

 

サバ/ゴマサバは非常に傷みやすく鮮度の維持が難しい魚です。

生食/加熱問わずに釣った後にしっかりとその場で締めることが重要です、頭を折るだけのサバ折りでもいいですが代表的な寄生虫のアニサキスは宿主が死んだあと身に移ってきますので内臓までその場で綺麗にしたほうが安全です。

アニサキスに関しては目視でも確認できるので生食する場合はしっかりと確認しましょう、またお酢を使ったしめ鯖なら安全だと思われがちですが全く効果はないです、しっかりと身を確認し(特に血合いと腹周り)アニサキスに感染してないか調べてから食べましょう。

 

といった感じで少し注意することが多いですがサバは日本の食卓でも馴染みの深い非常に美味な魚です。

定番の塩焼きサバ味噌しめ鯖竜田揚げなどとして皆様も一度は食べたことがあるかと思います、その身はアジよりも弾力がありしっかりしており味は独特の旨味の強い味で万人受けは難しいですが好きな方も多いかと思います。(特に血合いの臭い)

 

どれも美味しい調理法ですが筆者が一番美味しいと思った料理はサバの竜田揚げです。

生姜と醤油で3時間程漬けたサバを片栗粉をまぶして揚げるだけ。簡単に作れて血合いの風味もそれほど気にならないので臭いが苦手な方には本当にオススメな食べ方です。(筆者も苦手)

 

多少注意することもありますが皆様も是非美味しいサバ料理を試してみてください。