海釣り攻略ガイド サーフ(砂浜)でのんびり当たりを待つ! 【投げ釣り編】
- 2018.03.30
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投げ釣りとは
仕掛けを遠投して沖の魚を狙う釣法です。
遠投する体力や仕掛けの知識などが必要な釣法ですがリターンも多く大型の魚が釣れることもあります。
今回は投げ釣りの中でも特に人気の高いカレイやキスの仕掛け、釣り方を攻略したいと思います。
主にサーフ(砂浜)ですることが多い釣りですが根掛かりしなければどんな場所でもできます。
しかし【投げ釣り】は他の釣りより根掛かりしやすいのでやはりサーフが一般的です。
対象魚とシーズン
カレイ
11月~翌年4月頃まで。
カレイは水温が下がる冬になると産卵のため岸に寄り産卵場所を探します。
海底が砂地の場所を好む魚でベストシーズンは3月頃となります。
キス
5月~10月頃まで。
キスは海水の温度が下がると深場に移動してしまうので冬の釣りは厳しいです。
海底が砂地の場所を好み10匹程度の群れで回遊します。
ベストシーズンは6月~8月の初夏となります。
仕掛けの種類
※投げ釣りに関しては筆者の独断と偏見で仕掛けを簡単に作れるように調整してあります。
仕掛けの種類は大きく分けて2種類ありテンビンから下の仕掛けが異なります。
※ジェット天秤タイプでも市販の2~3本仕掛けを使う場合もあります。
※タックルの大きさと仕掛けの太さを変えてカレイ狙いかキス狙いか使い分けましょう。
※ダブルクリンチノット部分はスナップを付けると交換が楽です。
準備するもの
※投げ釣りに関しては筆者の独断と偏見で仕掛けを簡単に作れるように調整してあります。
①竿
一般的には4m前後で錘負荷25号前後の投げ釣り専用竿を用意するのが望ましいです。
軽く試してみたい方やとりあえず始めてみたい方はジギングロッドや5号程度の遠投仕様磯竿でも代用できるので手持ちのロッドと相談してみてください。(無茶をすると折れる確率が高いのでできれば専用竿を用意しましょう)
※ロッドに関しては狙う魚種で大きさを変えなくてもさほど問題ないです。(と筆者は思います)
初心者の方やよく分からない方は錘負荷25号で4m程度の投げ竿を用意すればある程度対応できます。(カレイ/キスどちらも狙えると思います)
カレイを狙う場合は待ちの釣りになるので竿を数本用意すれば効率が上がります。
オススメのロッドはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【投げ釣り用ロッド】 コスパ重視! カレイやキスの釣るのに最適な竿を紹介 5選
②リール
投げ釣り専用のリールは独自のスプール形状で遠投性を高めた商品が多く初心者の方でもできれば専用のリールを用意しましょう。
また専用リールにはドラグ機能が装備されてない商品も多くこちらは好みで選んで問題ないです。
使い分けるとすればドラグ機能がない製品はキス狙い。
ドラグ機能がある製品はカレイ狙いと使い分けましょう。(本当に好みで問題ないです)
頻繁に移動する釣りではないのでダイワ4000/シマノ6000程度の大きめのリールが使いやすいです。
初心者の方やよく分からない方も上記の番手程度を用意すればある程度対応できると思います。
※ラインを大量に使うので薄溝タイプのスプールは購入しないようにしてください。
オススメのリールはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【投げ釣り/泳がせ釣り/ぶっこみ釣り用リール】 クイックドラグやツインドラグと呼ばれる機能が搭載された商品を紹介 4選
③ライン
投げ釣りで使用するナイロンラインは3号~4号程度。
PEラインは1号~1.5号程度です。
飛距離が欲しい場合はPEライン/風が強い日はナイロンラインと使い分ければライントラブルも減ります。
良く分からない方はナイロンラインの4号を150m以上リールに巻けばある程度対応できると思います。
オススメのPEラインはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ソルト用PEライン】 どんな釣りでも活躍する強度の高いPEラインを紹介 5選
オススメのナイロンラインはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【道糸用ナイロンライン】 コスパ重視のナイロンラインを紹介 5選
④天秤とオモリ
サーフの投げ釣りで使用する天秤は一般的に2種類あり釣り場の状況などで使い分けましょう。
天秤の主な役割は仕掛けを遠投した時の絡み防止と根に掛からないように仕掛けを浮かすことです。
詳しく覚えておく必要はないですが天秤を使うメリットとして記憶の片隅に置いておきましょう。
L型天秤(画像上)
遠投した時の絡み防止に特化してます。(基本的にはこちらの天秤を使用します)
錘が装着されてないタイプを使う場合は別途20号~25号程度のナス型を購入しましょう。
着底後に仕掛けが転がらないよう設計されており放置しても仕掛けはその場に留まります。
ジェット天秤(画像下)
着底後にラインを巻くと仕掛けを浮かすことができます。
根掛かりが多い場所などで使うとストレスが減ります。
他にも誘導タイプの天秤を使った仕掛けなどありますがこちらの記事では初心者の方を対象に書いてるので簡単に作れる仕掛けのみに絞らせて頂きました。
⑤⑥⑦仕掛け
市販の仕掛けにはスナップが付いており簡単に仕掛けの準備や交換ができます。
仕掛けを作るのが面倒だったり初心者の方はこちらを使用しましょう。
自分で作る場合はハリス2.5号~3.5号程度のフロロカーボンと丸セイゴ針で作ります。
ある程度釣りに慣れた方やコストをなるべく抑えたい方は自分で作ってもいいです。
枝ハリス(途中の二股の部分)を出すのは面倒なので基本的には1本針仕掛けで作りましょう。
ハリスの長さは50cm以上~1.5m程度未満に調整しましょう。(長すぎると不便です)
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ロッドスタンド(竿受け)三脚タイプ
ヒラメを狙う場合は4本程度竿を置けるものを用意しましょう。
キスを狙う場合は出す竿の本数にもよりますが1本~多くて2本程度だと思いますので必要ないかも。
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準備するエサ
【カレイ釣りのエサ】
マムシ
臭いが強く良く釣れます。
カレイ釣りでは一般的だが非常に高価なので数を用意するのは厳しい。
アオイソメ
マムシほどではないがこちらも良く釣れる投げ釣りの万能エサ。
こちらは安価で数の用意簡単です。(サブとして持っていきましょう)
【キス釣りのエサ】
アオイソメ
カレイも狙える万能エサ。
投げ釣りをするときはとりあえずこのエサを用意しましょう。
ジャリメ
キス狙いに特化したエサ。
アオイソメ同様安価で数の用意が簡単です。
エサの付け方
投げ釣りで使うエサの付け方は3種類あります。
魚の活性など釣り場の状況に応じて使い分けてください。
チョン掛け
頭を残したまま針を横に差し通します。
1匹丸ごと使うと長いので適度な長さでカットしましょう。
通し掛け
エサの先端から針を入れ3cmほど入れたら中間あたりから針を出します。
一般的にはこちらを使用することが多くこちらも適度な長さにカットしましょう。
房掛け
適度な長さのエサを2~4匹チョン掛けの要領で差しましょう。
アピール力が高く多少エサ持ちがいいので放置するならこちらを使います。
釣り場の選び方
カレイもキスも海底が砂地であれば釣れる条件は揃います。
逆に言えば海底が砂地でなければ釣れる確率は極端に落ちてしまいます。
カレイ釣りに限って言えば冬の海水浴場が非常にオススメ。
仕掛けを投げ入れる場所は海底の起伏が激しい場所がオススメです。
船道(船が頻繁に往来し海底に道ができてる場所)もエサが集まるので自然と魚も集まります。
投げ釣りのコツ
カレイは待ちの釣り/キスは誘いの釣りと覚えてください。
具体的にはカレイを狙う場合は竿を数本用意して仕掛けを投げたら放置して待ちます。
キスを狙う場合は仕掛けをゆっくりと巻きながら誘います。
キスは動くエサに反応すると言われており放置より釣果は上がります。
投げ釣りをするにあたり仕掛けの遠投は絶対に必要な技術です。
上級者になると150m以上仕掛けを飛ばす方もいますが初心者の方はまず50m程度の遠投を出来るように練習しましょう。
仕掛けを飛ばせる距離=釣れる確率といっても過言ではないです。
釣りを始めたら次に海底の起伏を探ります。
ゆっくりと仕掛けを巻き海底の状況を手元で判断します。(カレイを狙う場合でも海底の状況判断は大事です)
カケアガリ(海底の落差が激しい場所)を見つけることができればそこで放置してもいいです。
起伏がない(若しくは探せない)場合はとにかく仕掛けを遠投することが大事です。
遠くの沖へ仕掛けを投入できればスレてない(仕掛けを見慣れてない)魚がいる可能性が高いです。
放置しない場合は常にゆっくりと仕掛けを巻きエサの存在を魚にアピールしましょう。
当たりがあってもしっかりと食い込むまではアワセないようにしてください。
また合わせるときもキスは口が柔らかいので強いアワセだと口切れしてしまう可能性があります。
覚えておきたい知識
投げ釣りにおいて覚えておきたい知識はノットを1つ針の結び方を1つだけです。
ダブルクリンチノット
様々な仕掛けの連結に必要なノットなので投げ釣りに限らず釣りを始める場合は必ず覚えましょう。
外掛け結び
ハリスと針を繋ぐための結び方でこちらも様々な釣りで必要になります。
ハリス付きの針を購入すれば覚える必要はありませんが結べるとカッコイイので覚えたほうがいいかも。
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