海釣り攻略ガイド ★真冬も釣れる根魚釣行★ ルアーを使ったロックフィッシュゲームの仕掛けや魅力を徹底解説!【ロックフィッシュゲーム編】

海釣り攻略ガイド ★真冬も釣れる根魚釣行★ ルアーを使ったロックフィッシュゲームの仕掛けや魅力を徹底解説!【ロックフィッシュゲーム編】

 ロックフィッシュゲームとは

 

根魚と呼ばれる魚種達を対象としたルアーを使う釣法がロックフィッシュゲームと呼ばれています。そもそも根魚とは海中の障害物(=根)を好む魚を指し、代表的な魚種としてはカサゴ/メバル/ハタ系/ソイ系などなどの様々な魚種の総称として使われています。そんな根魚と呼ばれる魚種達の釣りシーズンはほとんどの場所で通年狙うことが可能、そして冬(12月~3月)が食味も良く釣りやすいとされ狙える魚種の少ない冬の貴重な釣りターゲットとなります。

しかし良いことだけじゃないのがロックフィッシュゲームです。そもそもボトムでの釣りが前提となる根魚を狙う訳ですから他の釣法と比べると圧倒的に根掛かりのリスクが高くなってしまいます、さらに根魚は危険を感じると根に潜る習性がありもしも潜られた場合は出るのを待つか仕掛けを切るかの2択になってしまいます。

ですがそのリスクも上達すれば大抵の場合回避することができます、あまり気負わずにとにかく経験を積みましょう。

 

 

 対象魚と釣りシーズン

 

※()内はベストシーズン

カサゴ=通年(12月~3月)

メバル=冬~春(12月~5月)

アイナメ=晩秋~晩冬(11月~3月)

クロソイ=晩秋~冬(11月~2月)

キジハタ=通年(7月~10月)

オオモンハタ=通年(7月~10月)

マハタ=通年(9月~12月)

クエ=通年(10月~2月)

 

 

 仕掛けの解説

 

ロックフィッシュゲームで使う仕掛けは他のルアーゲームと同様のものを使用します。

※ベイトロッドは扱いが難しいので初心者の方はスピニングを選びましょう。

※画像はショアジギング用ですが同じ仕掛けで行えます(タックルバランスは異なります)

 

 

 準備するもの

 

※タックルの強さは狙う魚種により調整してください(下記で紹介する装備は40cm程度を想定したバランスです)

ロッド

最近ではロックフィッシュ専用のロッドも数多く販売されています、他の釣法とは違い強引なやり取りが増えるのでできれば専用ロッドを準備したほうがいいかと思いますが予算的に厳しい方はお手持ちの20g程度に対応したロッドを用意しましょう。

例=ショアジギロッド/エギングロッド/ワインドロッドなど

オススメのスピニングロッドはこちらの記事で紹介しています→初心者の方におすすめ!! 【ロックフィッシュロッド(スピニング)】 根魚釣行に最適なスピニングロックフィッシュロッドを紹介 5選

ベイトロッドはこちら→初心者の方におすすめ!! 【ロックフィッシュロッド(ベイト)】 根魚釣行に最適なベイトロックフィッシュロッドを紹介 5選

 

 

リール

スピニングリールならダイワ2500/シマノ3000程度が最適です。

ギヤ比はハイギヤ、スプールはお好みで選んでください。(PE専用ならシャローがオススメ)

ベイトリールを使う方は慣れた方だと思いますので選び方は割愛します。

オススメのスピニングリールはこちらの記事で紹介しています→初心者の方におすすめ!! 【ダイワ2500/シマノ3000ハイギヤリール】 ライトショアジギング/ワインドに最適なハイギヤリールを紹介 5選

ベイトリールはこちら→初心者の方におすすめ!! 【ロックフィッシュ用ベイトリール】 ロックフィッシュゲームに最適なベイトリールを紹介 5選

 

 

ライン

筆者はPEラインの使用をオススメします(根ズレの弱さはリーダーで補いましょう)

0.8号~1号程度のPEラインを150m以上巻いておきましょう。

ベイトリールを使う方はナイロン or フロロ4号を100m程度がオススメです(PEはトラブルの原因になります)

※テトラに落とし込むような釣り方を多用される方はスピニングにもナイロン or フロロを巻くのがオススメ。(その場合は4号程度)

オススメのPEラインはこちらの記事で紹介しています→初心者の方におすすめ!! 【ソルト用PEライン】 どんな釣りでも活躍する強度の高いPEラインを紹介 5選

ナイロンラインはこちら→初心者の方におすすめ!! 【道糸用ナイロンライン】 コスパ重視のナイロンラインを紹介 5選

 

リーダー

フロロカーボン3.5号が最適。

余裕を持って30m程度用意しましょう。

オススメのリーダーはこちらの記事で紹介しています→初心者の方におすすめ!! 【海釣り用ハリス】 コスト重視orパフォーマンス重視 5選

 

スナップ/ルアー

中型程度のスナップを10個ほど。

 

ルアーは次項で詳しく解説します。

 

その他あると便利なもの

初心者の方におすすめ!! 【フィッシュグリップ/プライヤー/ナイフ】 魚を釣った後に必要な小物を5つ紹介

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 ワームの選び方

 

ロックフィッシュゲームに使うルアーはワームがメインとなります、ハードルアーで狙うこともできますがあまり初心者向けではないので初心者の方はソフトルアーを使いましょう。

オススメのクロー/ホッグワームはこちら→初心者の方におすすめ!! 【クロー系ワーム(ソルト用)】 ボトム狙いに欠かせないクロー系のワームを紹介 5選

グラブはこちら→初心者の方におすすめ!! 【グラブ系ワーム(ソルト用)】 汎用性バツグンのグラブ系ワームを紹介 5選

 

ルアーサイズ

基本は2.5inを軸に2in~4in程度で3種類ほど用意しましょう。

喰いが悪い or 乗らないことが多い場合はワームのサイズを落として使ってください。

※大型の場合は4インチ程度

 

ルアー形状

多種多様なワームが販売されていますが根魚釣行でとりあえず持っておきたいのはグラブ系/ホッグ系の2種、初心者の方は釣れないとき暇にならないようパワーイソメなどの集魚効果付きワームもとりあえず持っておけば便利です。(画像左はグラブ系/画像右はホッグ系)

 

ルアーカラー

カラーローテーションも考えると1種につき3色ほどは用意しておきたいです。クリア系/チャート系/グロー系の3色があればとりあえずは大丈夫です。夜釣りならグロー系だけでいいかも

 

 

 オススメのリグと使い方

 

ロックフィッシュゲームで覚えておきたいリグは3種類。

 

ジグヘッド

感度/操作性ともに良くロックフィッシュの基本リグとなります。

ヘッドの形状は日中ならダートタイプ夜間は丸型 or グロータイプがオススメです。重さは5g~15gを3種類ほど用意しましょう。

使うのはジグヘッドだけと非常にシンプルです。

オススメのジグヘッドはこちら→初心者の方におすすめ!! 【ロックフィッシュ用ジグヘッド】 ロックフィッシュに最適なジグヘッドを紹介 5選

 

テキサスリグ

根掛かりが多い場所はこちらのリグで攻めましょう。

ジグヘッドのハリとヘッドを分けたような構造となっています、根掛かりが多い場所では必須のリグとなりますのでこちらも是非覚えておきましょう。シンカーは同じく5g~15g程度

使うのはオフセットフックとバレットシンカー。

 

ダウンショットリグ

使う機会は少ないと思いますが開けたエリアでは無双できます。

ナチュラルな動きは普通の釣り方で反応しない魚に抜群の効果を発揮します、飛距離も出しやすく着底も分かりやすいので多用したくなるほど。ですが驚くほど根掛かりしやすいので場所を見極める必要があります、また仕掛けの構造も少しだけ複雑なので中級者以上の方にオススメのリグとなります。こちらも5g~15g程度

使うのはオフセットフックとダウンショットシンカー。

 

 

 

 ポイントの選び方

 

根魚を探すときに大事なことは【隙間】を見つけることです、岩の隙間海藻付近堤防の際障害物付近などのポイントが挙げられますがそれらのポイントを探し出すことがロックフィッシュゲームで釣果を出すために必要な要素の8割を締めるほどです。例として一帯に岩礁が広がる磯、テトラポットなどの障害物が多く配置された堤防などがオススメのポイントとなります、しかし堤防付近などの人が簡単に立ち入れるポイントは根魚すらもスレてるといったことが多くありますので多少の危険が伴いますが個人的には磯が一番のオススメポイントです。

 

 

 ロックフィッシュゲームのコツ

 

ロックフィッシュゲームで失敗しないためのコツは使うリグを見極めること根ズレ対策を行うこと、そして根に潜られないよう強引に引き剥がすことの3点です。リグの選び方については目次のオススメのリグと使い方で解説していますので省略、ここでは根ズレ対策と魚とのやり取りについて解説していきます。

まずは根ズレ対策について、根ズレ対策として釣り人ができることはリーダーを長くとること魚に主導権を与えないやり取りを心掛けることです。PEラインをメインラインとして使う方はリーダーの長さをおおよそ1ヒロ(1.5m)以上、余裕があれば2ヒロ(3m)程度取りましょう。ナイロンをメインに使う方は1ヒロ、フロロを使う方はリーダーなしかこちらも1ヒロ程度を目安に対策を行ってください。特にPEは対策を行わないと絶対に後悔します。

次は魚とのやり取りについて、もしやり取りの最中根魚に主導権を与えてしまうと確実に根に潜ってしまいます、根に入った根魚は岩などの障害物にエラを張り出し当分の間は動こうとせずこの状態に持っていかれると我々の力ではどうにもなりません、運が良ければすぐに出てくることもありますが長いと半日以上出てこないので諦めてラインを切るかそれでも待つかの最悪の2択になります。対策としては多少強引でも絶対に主導権を与えないやり取りを心掛けることです、ロッドのパワー/個体の大きさによっては不可能に近い状況も考えれらますがそれは稀な状況で大抵の場合はどうにかなります、ラインの高切れを恐れず絶対的なパワーで根魚を制圧しましょう。※筆者の個人的な意見です。