海釣り攻略ガイド 食べて美味しい根魚を手軽な仕掛けでとことん攻略! 【穴釣り編】
- 2018.04.07
- 攻略記事(Fishing)
- エサ, 海, 釣り攻略
穴釣りとは
テトラポットの隙間などに仕掛けを落とし根魚(ロックフィッシュ)と呼ばれる高級魚たちを狙う釣法です。
道具も手軽で釣れる魚も高級魚が多くこれから始める初心者の方も多いのではないでしょうか。
根魚と呼ばれる魚はどんな季節でもエサを捕食するので通年狙うことができるのも人気の理由ですね。
しかし危険な場所での釣行も多いので初めての方は少しでも知識を付けてから釣りへ向かいましょう。
対象魚とシーズン
カサゴ
通年狙える魚でベストシーズンは11月~3月
冬になると大型のカサゴも混じり驚くようなサイズが釣れることも。
メバル
同じく通年狙える魚でベストシーズンは1月~5月
冬場のメバルは卵を抱えてることも多いのでお腹が出てる個体は極力逃がしてあげてください。
アイナメ
12月~4月がベストシーズン
晩秋~冬にかけて接岸し産卵をするのでそのタイミングが釣りのベストシーズンとなります。
キジハタ
5月~10月がベストシーズン
通年狙うことは可能ですがシーズン外に狙って釣るのは非常に難しいです。
その他
ベラ/ギンポ/ミノカサゴ/ゴンズイ/オコゼなど様々な魚種が釣れます。
毒を持った魚が釣れることもあるので分からない魚には極力触れないようにしましょう。
仕掛けの解説
一般的にはブラクリと呼ばれる錘と針が一体になった道具を使います。
※穴釣りで使うロッド/リールはベイトタイプ/スピニングタイプどちらでも大丈夫です(下記【準備するもの】の説明欄で詳しく解説してます)
準備するもの
①ロッド
1.5m~2.0m程度のスピニングタイプ or ベイトタイプのロッドを用意しましょう。
最近は穴釣り専用ロッド販売されており余裕がある方は購入を検討してもいいと思います。
硬さの目安としてバス釣り用の柔らかいロッド~ロックフィッシュ用の硬いロッド程度を目安にしてください(アバウトで申し訳ないです…)
ベイトタイプが手返し良くランガンできるのでこれから穴釣り専用でロッドの購入を検討されてる方はベイトタイプがオススメです(使い慣れたスピニングでももちろん大丈夫です)
オススメのタックルをこちらの記事で紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【穴釣り用ベイトタックル】 これから穴釣りを始める方にピッタリのロッド&リールを紹介 5選
②リール
使用するロッドに合わせて小型~中型のリールを用意しましょう。
スピニングタイプで例えるとダイワ2000/シマノ2000程度が軽量で使いやすいと思います。
スプール形状/糸巻量共にそれほど気にする必要なく使いやすく軽いリールであれば問題なく釣りができると思います。
オススメのタックルをこちらの記事で紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【穴釣り用ベイトタックル】 これから穴釣りを始める方にピッタリのロッド&リールを紹介 5選
③ライン
ラインの太さはナイロンで例えると2.5号~4号程度を目安にしてください。
初心者の方は強めに4号-50m程度を巻けば大丈夫です。
テトラポットなどの隙間に仕掛けを投入するので摩耗耐性がないラインだとすぐに切れてしまいます。
穴釣り専用で使うリールならフロロカーボンライン
他の釣りでも使う予定があればナイロンライン
足元で行う釣りなので必要なラインの量は多くても50m程度で大丈夫です。
浅い場所なら普段使ってるリールに10m程度フロロラインを巻くだけでもok。
メインラインをフロロにすればリーダーを付ける必要はないので仕掛け作りが簡単になります。
オススメのPEラインはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【ソルト用PEライン】 どんな釣りでも活躍する強度の高いPEラインを紹介 5選
オススメのナイロンラインはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【道糸用ナイロンライン】 コスパ重視のナイロンラインを紹介 5選
④リーダー(ハリス)
フロロカーボン3号~4号がオススメ。
テトラなどで直接擦れるのでできれば用意したほうがいいです。
メインラインがフロロの場合は必要ないです。
オススメのリーダーはこちらで紹介してます→初心者の方におすすめ!! 【海釣り用ハリス】 コスト重視orパフォーマンス重視 5選
⑤スナップ
小型のスナップを付ければ交換が楽です。
仕掛けを直接結んでもいいですが交換が楽になるので(それほど交換する機会はないと思いますが)スナップを付けるのがオススメです。
※筆者はリーダーを長く取ったエギング用の仕掛けで穴釣りをすることが多いのでスナップを付けてます。
⑥ブラクリ
3~5号程度のものが使いやすいので初心者の方は4号を目安に購入しましょう。
もちろん狙う魚種により交換したほうがいいので2/4/6号を用意すればある程度対応できると思います。
ジグヘッドなどでもできますが市販のブラクリは根掛かりし難いよう作らているのでできれば専用の仕掛けを用意するのが望ましいです。
※ブラクリを使っても頻繁に根掛かりするのが穴釣りなのでブラクリは複数用意しましょう。
その他あると便利なアイテム
初心者の方におすすめ!! 【フィッシュグリップ/プライヤー/ナイフ】 魚を釣った後に必要な小物を5つ紹介
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準備するエサ
穴釣りで釣れる魚達は上から落ちてきたものを取り合えず口に入れエサなのか確認します。
ですので上から落とせればエサは何でもいいのです(と言われてますが…)
筆者はエサなしで試したこともありますがやはりエサは付けたほうが釣れると思います。
エサの代わりにワームなんかでも反応してくれるので生餌が苦手な方は試してみてください。
虫餌(イソメ/ジャリメ/etc…)
海の近くならどんな釣具屋でも扱ってるので入手も簡単で穴釣りの一般的なエサと言えばこちら。
臭いが強く気持ち悪い動きをするので苦手な方は他のエサでも全然問題ないです。
エビ餌(オキアミ/剥きエビ/etc…)
他の釣りでも使う機会が多くもちろん穴釣りでも使えます。
普通の釣具屋なら絶対に置いてあるので虫餌より入手は簡単です。
デメリットとしてエサ持ちが悪いので頻繁に付け替える必要があります。
スーパーなどの剥きエビをアミノ酸(味の素など)に付け込んだものを事前に用意できれば経済的です。
イカの切り身
オキアミを置いてる釣具屋ならほぼ間違いなく置いてあるのでこちらも入手が容易です。
エサ持ちが良く食いも良いので筆者はこちらを愛用してます。
ケイムラ加工などが施されたタイプも売っておりアピール力も高いので初心者の方には一番オススメ。
魚の切り身
こちらも穴釣りではポピュラーなエサで臭いが強く食いもいいです。
ただ置いてない釣具屋もそこそこあるので絶対にこのエサを使いたい場合は事前に用意したほうがいいかも。
イカの切り身ほどではないがエサ持ちが良く筆者の2番目のお気に入り。
その他
ササミ/アサリ/ワーム/ソーセージ/etc…
いろいろなエサを試してみるのもこの釣りの魅力だったりします。
エサの付け方
穴釣りではエサの種類や付け方よりも穴選びが大事になるのでどんな付け方でも大丈夫です。
とはいえ一般的な付け方が分からない方もいると思うので念のため記載しておきます。
※筆者が書ける限界の絵なのでこれでご理解ください…
他のエサを使う場合も上記を参考に適当で構わないです。
釣り場の選び方
テトラポットや敷石の隙間など魚が身を隠せる穴があれば根魚はそこに身を隠しています。
一番オススメの穴は…テトラポットの隙間です。
ですのでインターネットの地図サービスなどでテトラポットを探しましょう。
日本全国テトラポットがない場所を探すのが無理なほどどこにでもあり【穴釣り】の格好のポイントなので場所選びに関してはそれほど苦労することはないかと思います。
ですが危険な場所も多いので小さなお子様と釣りに行かれる方はしっかりと目を離さないよにしましょう。
足元が安全な場所からでも十分釣れる可能性はあるのでテトラポットの手前での釣りもオススメです。
穴釣りのコツ
大事なことは穴選びです。
魚がいれば必ず当たりがあるほど穴釣りは魚を釣りやすい釣法です。
そしてなるべく深い穴を探すのが手返し良く釣果を上げることができると思います。
釣れない穴にこだわらず釣れなければすぐに別の穴を探すほうが効率良く釣りを楽しめます。
最後に…
1つの穴に魚が1匹とは限りません。
「魚が釣れたから」と別の穴に移動する前にもう1度仕掛けを投入してみましょう。
同じ穴でも違う魚種や大物が釣れる可能性が十分にあるので当たりがなくなるまで仕掛けを投入することが爆釣への近道です。
覚えておきたい知識
穴釣りで覚えておきたい知識は2つ。
トリプルエイトノット(ラインとリーダーの結束部分)
他の釣りでの使用する機会が多いので覚えておいて損はないです。
ダブルクリンチノット(リーダーと金具の結束部分)
同じく他の釣りでも使うので覚えておけば便利です。
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